中国の四季の絵本(全7巻)」

 

王早早 (著), 島崎英威 (著)
李剣 (イラスト), 沈氷ほか (イラスト)

出版:神奈川共同出版販売(株)

原書は北京師範大学出版社刊。

昔から大切にされてきた365日の行事。私たちと関係の深いおとなりの中国の伝統行事から、日本の関わりがわかります。お正月、お花見、こどもの日、七夕、お月見など、中国ではどのように過ごし、何を食べるのでしょう。

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中国の伝統行事は全て「農業暦」です。毎年、行事の日は異なります!

1巻目 春節(お正月) 元宵節(小正月)

    お正月は中国人の最大の行事です。みんな故郷に帰り、一家団欒を楽しみます。大晦日に茹で餃子を大量に作り、福を呼びます。

    小正月は春節から数えて15日目で、最初の満月に当たります。灯篭を飾り、「元宵団子」という餡入りだんごを食べて祝います。

2巻目 立春 清明節(春のお彼岸)

    2月4~5日が立春です。立春から「春」と呼びます。「春牛」と呼ばれる、大きな牛の模型を担ぎ、怠けないよう牛を打ちます。

    春のお彼岸は、現在でもお正月に次ぐ伝統行事です。お墓をきれいにして、先祖に感謝して、ご馳走を食べます。

3巻目 春龍節(はじまりの季節) 腊八節(花祭り)

    旧暦2月2日ころ、春近く、虫たちは冬眠から目覚め、農作業の準備が始まります。龍が頭を上げると雨が降るといわれます。

    花祭りは1月3日は釈迦が悟りを開いた日です。この日に「腊八粥」を食べる風習があります。

4巻目 端午節 七夕節

    端午の節句です。粽(ちまき)を食べ、船のドラゴン・レースを楽しみます。楚の国の詩人・屈原を偲ぶ祭りでもあります。

    牽牛と織姫の物語です。この日は複雑な形のお菓子を作り楽しみます。

5巻目 中秋節(お月見) 重陽節(秋の行事)

    お月見の頃、中国では月餅とういうお菓子を食べます。月餅は親戚・知人にも贈ります。この季節は中国中に月餅が溢れています。

    重陽節は最も秋らしい行事です。高いところに上り、ご馳走を食べ父母兄弟と楽しみます。

6巻目 冬至節(神様を祭る) 灶王節(祖先を祭る)

    冬至は新年と同じように重要な日です。新しい1年の春の始まりを告げる日です。

    灶王節は「かまどの神様の日」です。かまどの神様の口に飴を付け、天の神様に悪口を言わないようにお願いします。

7巻目 解説書

    複雑な中国の5000年に及ぶ年中行事の解説です。